堀内 マキコ
COME
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27 GALLERY TOKYOでは、2023年12月15日(金)より 、堀内マキコ初個展「COME」を開催いたします。
い‐ぶつ【異物】
普通とは違ったもの。
違和感を与える奇異なもの。
堀内マキコの表現するもの、それは「異物との遭遇」だ。もともと存在していたはずのもの、それが少し遠くの人々に届くだけで、それは「異物」になり得る。
2010年以降、世界的にスマートフォンが普及し、ネット社会がより身近に存在するようになった。人々はSNSの発達により個々の日常や価値観を発信・受信しやすくなり、それは社会の多様化を後押しする重要な基盤となっている。
子どもが自身と違う身体的特徴を持った生物や、人の価値観を違和感として拒絶したり、興味から観察する対象にしていたものを、経験と共に受け入れていくように、「出会い」とはもともと「異物との遭遇」ではないだろうか。
「異物」を異物と感じる事そのものが、自身の偏りや文化を再確認するきっかけであり、また自身が他者にとっての「異物」になっていることを示している。
社会の多様化は「普通」という概念を希薄化させる。自身の存在や価値観の偏りに対して自覚的にならなければ、他者を不本意に傷つける可能性、緊張を孕んでいるのだ。
「異物」とは思っていたよりも近くに存在し、内包するものであり、異物同士として出会った私たちは、お互いの固定観念を破壊し、そして新しいものに日々作り変えている。
その瞬間を捉え、緊張を再確認すること。私たち自身の危うさ、もしくは光となる可能性を忘れないために堀内は表現を続けている。
【作家経歴】
神奈川県出身、茨城県在住
2016 都立総合芸術高校 美術科 卒業
2020 東京藝術大学 学部 彫刻科 卒業
2024 東京藝術大学 大学院 彫刻科 卒業予定
日本民俗学でいう「まれびと」の神聖、畏れ、愛着が同時に存在する現象にインスパイアを受けた後、そこから派生する特撮モノの映画や幼い頃から親しんだアニメ、サブカル文化に共通点を見出し、自身の表現として、現代に生きる人間像、コミュニケーションの形の再認識を試みた「異物との遭遇」をテーマに表現を続けている。
【展示略歴】
2021
・On the Steps 2021
@steps gallery (東京)
2022
・On the Steps 2022
@steps gallery (東京)
・coconogacco exhibition 2022
@FUJIHIMURO(山梨)
・「ホラー映画のオチみたいな」EXPLORE REALITY.
@shisha de tree (東京)
・GEISAI#21
@カイカイキキ (東京)
・WHAT CAFE exhibition vol.22
@WHAT CAFE (東京)
2023
・AFAF Art Fair Asia Fukuoka 2023
@goyo gallery (福岡)
・ 「COME」
@27 GALLERY TOKYO (東京)
・My First Art vol.2
@伊勢丹新宿店 (東京)
2024
・東京藝術大学修了展
@東京藝術大学(東京)